木取り・カット図

部品表から、刃厚・木目方向・保有端材を考慮したカット図と部品ラベルを作ります。 入力した寸法はこの端末の中だけで処理し、外に送りません。

1. 部品表

部品名 幅 mm 高さ mm 数量 木目 操作

2. 板

既定値は持ちません。この幅を下回る帯は現場で切れないことがあり、 妥当な値は機械と作業台で変わります。実際に扱える最小の幅を入れてください。

3. 手持ちの端材(任意)

登録すると端材を先に使って割り付けます。新しい板を買う枚数が減ります。 ここは有料版の機能です。

呼び名 幅 mm 高さ mm 枚数 操作

無料で使っています

定尺の新しい板 1 枚に収まる範囲まで無料です。 端材を混ぜる・板をまたぐ・案件を保存するには有料版が要ります。

カード明細には P4NI.COM と表示されます(運営者の登録名です)。 購入後、ライセンスキーをメールでお送りします。

結果

木取り図を自動で作るときに、つまずくところ

このツールを作るあいだに実際に測って分かったことを書いておきます。 木取りの計算そのものより、前提の置き方でずれるほうが厄介でした。

サブロクは 910×1820 だけではない

同じ「サブロク」でも、実際に売られている板の寸法は揃っていません。 カインズの針葉樹合板は 910×1820mm ですが、 同じ店の MDF は 915×1825mm です(2026-09-07 に商品ページで確認)。 幅で 5mm、長さで 5mm 違います。

910 で計算した図を持って 915 の板を切っても、余るだけなので事故にはなりません。 逆は起きます。915 前提の図で 910 の板を切ると、最後の部品が 5mm 足りません。 規格寸法(JIS の 3×6)を既定値にしているソフトだと、この差は出てきません。 だからこのツールは実売寸法をプリセットにして、出典と確認日を添えています。 値はいずれも販売ページの公称値(表記に「約」が付きます)で、実測値ではありません。 手元の板を測って上書きしてください。

刃厚を 1mm 見誤ると、板が 1 枚増える

刃厚(カーフ)は「切り代」として消える幅です。1 本ぶんは 3mm 程度でも、 1 列に何本も入ると板の枚数が変わります。

例として、内側 900mm の板から 300mm の部品を横に並べます。 刃厚 0 なら 300×3 = 900 でちょうど 3 列。 刃厚 3mm だと 300×3 + 3×2 = 906mm で板幅を超え、2 列しか取れません。 1 板あたり 9 枚から 6 枚に落ちるので、部品 9 枚の案件が 1 板から 2 板になります。

だから最初の 1 枚は端材で試し切りして、切り上がりを測ってから刃厚を入れ直すのが確実です。 刃の公称値と実際の切り幅は、目立てや材で変わります。

端材を先に使うと、買う板が減る

工房に転がっている端材を寸法で登録しておくと、定尺の新しい板より先に端材へ割り付けます。 小物の案件だと、これだけで新しい板を買わずに済むことがあります。 端材だけで足りた場合は「新しく買う板 0 枚」と出ます。

端材の登録と複数の板をまたぐ割り付けは有料版の機能です。 定尺の新しい板 1 枚に収まる範囲までは無料で使えます(図とラベルの印刷まで)。

木目方向を固定すると板数は増える

側板や棚板は木目の向きを揃えないと見た目が崩れます。 部品ごとに木目方向を指定すると、その部品は回転させずに割り付けます。 回せる部品より置き場所が減るので、板の枚数は同じか増えます。減ることはありません。 図には木目の向きを朱書きで出すので、切り出したあとで迷いません。

CSV で部品表を読み込む

部品表を Excel や Numbers で作っている場合は、CSV にして貼り付けられます。 列は 名前, 幅, 高さ, 数量, 木目(英語の name,width,height,qty,grain も読みます)。 Excel が付ける BOM、全角の数字、引用符付きのセルはそのまま扱います。

読めなかった行は行番号を出して、その行だけ飛ばします。 黙って捨てると足りない部品表のまま切ってしまうので、読めた数と読めなかった数の両方を出します。

切断指示は貫通直線の列で出す

丸のこと定規、あるいはパネルソーは板を貫通する直線しか切れません。 途中で止める切り込みは前提にしていないので、 割り付けも貫通直線だけで到達できる形(ギロチン切り)に限っています

切断指示書には、切る順番と各段階で残る板片の寸法を全部書き出します。 自分の機械と作業台で成立する順番かどうかは、現場を知っている人が読んで判断できます。

入力した寸法は外に出ません

計算はすべてブラウザの中で終わります。部品表も板の寸法もサーバーへ送っていません。 外部のフォントや解析スクリプトも読み込んでいないので、 どの案件をいつ計算したかは、こちら側にも残りません。

できないこと

初版は矩形の板材だけを扱います。 寸法が合わないことは、この道具では機能不足ではなく事故なので、 確かめられる範囲から出しています。

。 板材の寸法は同日に販売ページで確認したものです。